学会っどんなところ?

 

『学会ってたまに聞くけど、結局どんな会なん?』

『医者や医療スタッフは学会に行って何をしているの?』

 

こんなふうにあまりピンとこない方が、ほとんどだと思います。

 

 

今回は学会(学術集会)について簡単にまとめました。

『ふ〜ん、そうなんだあ〜』ぐらいの気楽な感じで見てもらえると嬉しいです☺️

そもそも学会とは??

 

ウィキペディアにはこのように書いてあります…

学会は、学問や研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である。また同時に、査読、研究発表会、講演会、学会誌、学術論文誌などの研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流、文化団体として学者の利益を代表するなどの役目も果たす機関でもある。

 

そして、学会に所属している会員を中心に行う「研究の報告会」を学術集会や学術大会といいます。

 

この学術集会や学術大会も略して『学会』と呼ばれます(少しややこしいですが、どちらも学会!)。

 

 

例えば…

 

🧑‍⚕️医師「〇〇学会に所属しています。」→学会の会員であるということ

🧑‍⚕️医師「来週、〇〇学会で発表してきます。」→学術集会で研究報告するということ

 

こんな感じです!

じゃあ、学術集会はどんなことをしているかというと…

 

自分の大学や病院・施設での研究成果を報告し合っています💡

 

 

簡単に言えば、発表会なんです💡

 

 

⭐︎学術集会の全体像

❶発表を希望する人は事前に研究内容を提出しておきます(だいたい学会が開催される半年前)。

 

❷提出した研究内容が妥当と認められれば、当日に発表という流れになります(研究内容によっては却下されることも)。

 

❸当日はだいたい1人5〜7分間程度の発表を行います。

 

❹発表の形式は、PowerPointなどのスライドを使った口述発表や、ポスターを貼り出して行うポスター発表などがあります。

 

❺発表の後は、3分間程の質疑応答の時間が設けられることが多いです。この時間で様々な意見交換が行われます。

 

❻発表のない人も沢山参加してます。みんなの研究を聞いたり、質問したりして、勉強しに来ています。

 

 

⭐︎発表の時の流れ

👨🏻‍💼司会「それでは、△△病院の〇〇先生、発表をお願いします。」

👩🏻‍💼発表者「私は、側弯症の××について発表します。本研究は・・・」

 

《発表5〜7分間》

 

👬聴衆「パチパチパチパチ👏🏻」

👨🏻‍💼司会「質問のある方、お願いします。では、そちらの先生どうぞ。」

 

🧑🏼‍💼質問者「大変興味深い発表ありがとうございました。研究の方法について質問なのですが・・・」

👩🏻‍💼発表者「ご質問ありがとうございます。本研究の方法につきましては・・・」

 

《質疑応答2〜3分間》

 

👨🏻‍💼司会「〇〇先生ありがとうございました。では次の発表に移ります。◇◇病院の・・・」

 

 

ざっと大まかにはこんな感じです👀

 

 

学術集会は各学会の規模にもよりますが、1〜3日間ほど開催されます。

最近では、現地参加だけでなく、WEB上でのオンライン参加もできるようになってきていますね。

 

 

お昼はランチョンセミナーというお弁当を食べながらの講義があったりします。学術集会は毎年異なる都道府県で行われることが多く、このご当地弁当が楽しみだったりします🍱

 

秋が学術集会シーズンでもあり、様々な学会の学術集会が全国各地で絶賛開催中です🗾

日本側彎症学会は、11月1日〜2日に福岡で開催されます。PalmTree管理人も参加しますので、また報告いたします👏🏻

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