Cobb角の測り方

側弯症の経過観察でよく確認されるのがCobb(コブ)角と呼ばれるものです。

これは側弯カーブの大きさを測ったもので、治療方針を決める際の指標になったり、装具治療の効果判定に用いられたりします💡

では早速、測り方をみていきましょう!

全部で3STEPです💡

Step 1

まずは、側弯して一番外側にある椎体(背骨)を見つけます。

その椎体を「頂椎」と呼びます。

※下図:上は胸椎カーブの頂椎、下は腰椎カーブの頂椎

Step 2

次に、頂椎を中心に上下の一番傾いている椎体を見つけます。

その椎体を「終椎」と呼びます。

Step 3

最後に、それぞれの終椎に並行な線を引き、それらがなす角(Cobb角)を計測します。

終椎の並行線に垂線を引くことで計測することもできます。

※下図:垂線を引いて計測

この3STEPで簡易的には測定できます。手元にレントゲン画像があればぜひ試してみてください。

⚠️Cobb角の測定は、レントゲンの読影、診断に関係する行為となるので、原則は医師しか行えないことになります。

⚠️Cobb角は測定に慣れた医師でも5度程度の誤差が出ると言われています。医学的知識や技術が必要となります。

⚠️自身での測定は、あくまで参考程度のものとなります。「大体そんな風に測っているんだ」と知ってもらえたらいいなと思い、今回の記事を書いています。

※本記事に際して生じたトラブル等に関しては、責任を負いかねますので、ご了承ください🙇

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